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| 夫の秀樹さん(右)とバッグの裏地について打ち合わせ。夫婦二人三脚で、商品の企画やデザイン、販売を行う |
外人住宅を改装した店舗に入ると、あでやかな紅型をあしらった商品が目に飛び込む。夫婦で企画、デザインを手掛けるオリジナルブランド「紅琉」だ。「紅型をもっと普段着に」をコンセプトに、ペット用の首輪やリード、ドッグウエアから、バッグや女性用の衣服、アクセサリー小物まで、幅広いアイテムがそろう。
「ドッグウエアは、生地の強度や伸縮性、脱ぎ着のさせやすさなど、特に気を使います。私たちが愛犬との暮らしで感じること、お客さまの欲しいものを形にする中でアイテムが増えてきた。みなさんの声に成長させてもらっています」
県産、ハンドメード、天然素材にこだわり、着心地や使い勝手のよさとデザイン性を兼ね備えた商品は、ペットにも人にも優しく、県外からのオーダーも多い。
デザインの核となる紅型は古典柄が中心。普天満紅型工房と連携し、一枚一枚染めてもらっている。「古典柄は縁起がいいものが多い。それぞれの柄が持つ意味やストーリー、受け継がれてきた歴史を大事にしたい。色遊びで紅型らしい華やかさを残しつつ、カジュアルなデザインとして発信することで、地元の人にもっと紅型のよさを感じてほしい」
紅型への興味は、京友禅を使ったアロハシャツで知られる京都の老舗染め工場に勤めた経験で深まった。
「柄合わせや服のデザインにもかかわる中で、沖縄にも紅型という素晴らしい染め織りがあるじゃないかと思った。伝統を伝えていく大切さも、そこで学んだ気がします」
同じころ、愛猫の白血病をきっかけにホリスティックケアにも目を向けた。「元々、免疫力が低く、ちょっとしたことでこじらせてしまうことも多かった。免疫力を高めるためにと、ハーブなどを取り入れたケアを続け、10歳を超えた今も、元気に暮らしています」
08年にはホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得し、昨年ショップをオープン。訪れる客から、フードアレルギーや手入れ法の相談を受けることも多い。状態に合わせてサプリメントやハーブの取り入れ方をアドバイスしたり、食事量が少ない、偏食、高齢などの犬向けには、手づくりご飯の作り方も教える。
「調子がよくなったと聞いたり、元気な姿を見るとすごくうれしい」と目を細める。 愛犬も愛猫も家族の一員。種類によって特性があるし、食べ物の好みや性格も違う。
「よく観察して、その子に合った食事やケア法を見つけることが大切。日ごろ、手入れをしながら毛の状態を確認したり体に触れることで、ちょっとした体調の変化にも気づくことができる。動物たちが元気に暮らせる情報をもっと伝えていきたい」
深い愛情で、飼い主とパートナーのきずなづくりをサポートする。