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  プライスレスな“思い出”をつくるホテルディナー  
ロマンチックに絆を深める
 
 
 今年のクリスマスは3連休。おうちでパーティーもいいけれど、クリスマスをロマンチックに過ごすなら華やかなホテルディナーがオススメ。ホテルならではの小粋なサービスやホスピタリティーは、「サプライズ」や「特別感」を演出する手助けに。大切な人と過ごす聖夜を特別な思い出にするホテルレストラン利用のコツを、ザ・ナハテラス レストラン「ファヌアン」のソムリエール、徳村ひとみさんに教えてもらった。(比嘉千賀子)
 
 
 きらめくイルミネーション、シェフ特製のスペシャルなコース料理、ソムリエがセレクトした味わい豊かなワイン…。オシャレをして優美な雰囲気のホテルレストランに出向くだけでも気分はグッと華やぐ

取材協力/ザ・ナハテラス
     レストラン「ファヌアン」
 
大切な人へ驚きと感動を演出
 「大切な人の喜ぶ顔が見たい」「忘れられない特別な日にしたい」。そんな気持ちでクリスマスを迎える人にとって、頭を悩ませるのは演出なのでは? 「プロポーズをされるお客様からのご依頼で、料理の中に指輪を隠してお出ししたり、デザートを食べ終わったころ『本日はもう一つ、特別なデザートをご用意しました』と、トレーに指輪を載せてお持ちしたこともあります。満面の笑顔、感激の涙、お客様の喜ぶ姿にこちらまでうれしくなります」と徳村さんは話す。
 予約時に予算を伝えて注文すれば、花束を手配してもらうことも可能。「以前、プロポーズやお誕生日に、真っ赤なバラ100本の花束をご用意しました。事前にお持ち込みいただいて、お預かりすることもできます」
 あまりお金をかけずに「感動」と「思い出」をプレゼントする方法もたくさんある。例えば、テーブルの指定。夜景やイルミネーションが見える窓際の席、人目を気にせずゆっくりくつろげる席、予約時に希望を伝えて押さえてもらおう。
 デザートに「これからもよろしく」「ありがとう」などメッセージを添えてもらうのも一興。「デザートのタイミングに合わせて、階下のラウンジでピアノを生演奏してもらったケースもありました」。周りのテーブルからの温かな拍手と祝福の声もスペシャルなプレゼントに。
 食後に、その日のメニューカードをもらって日付やコメントを書き添えれば、おいしく楽しい思い出を記録として残すこともできる。
ワインに思いを込めて贈る
 料理と一緒に楽しみたいのがワインなどのドリンク。ワインは不慣れという場合は、ソムリエに好みを伝えて選んでもらうのがベスト。予算が決まっているなら予約時に伝えておこう。
 「生まれた年や記念日のビンテージ、思い出の土地や銘柄のものなど、特別なワインを用意してもらうのも喜ばれます」。飲んだワインのラベルをもらえることもあるので、ソムリエに声を掛けてお願いしてみて。
 「ファヌアンでは専用のラミネートシートを用意しています。裏には銘柄や年代、飲んだ日付、場所、コメントなどを記入できるので記録にもなります」
 クリスマスやバレンタイン、誕生日などのプレゼントとして人気が高いのが、ハートのラベルがキュートな赤ワイン「シャトーカロンセギュール」。愛を伝えるワインとして知られている。
 「フランスで一流のシャトーをいくつも所有していたセギュール侯爵が、中でもカロンセギュールを最も愛し、『わが心にカロンあり』という名言を残したことから、ラベルのハートマークが生まれたと言われています」と徳村さん。ソムリエが教えてくれるワインの逸話も、心躍るエッセンスになる。
相談が肝心 1週間前に予約を
 サプライズな演出には、事前の相談、打ち合わせが肝心! 
 「内容によっては直前では対応できないこともあるので、1週間前にはご予約を。電話でのご相談でも構いません。午前中やランチとディナーの合間など、レストランが込み合っていない時間帯だとゆっくりお話を伺うことができます。ビンテージワインなどをお探しの場合は、2週間ほどお時間が必要です」と徳村さん。特別な演出をお願いしない場合でも、予約時に食事の目的や予算、苦手な食べ物などを伝えておくとスムーズ。
 ホテルのレストランというと敷居が高そうなイメージだけど、サービスのプロならではの気配りやホスピタリティーは、大切な人との絆を深め、人生の特別な一ページを彩るさまざまな演出を手助けする心強い味方になってくれる。まずは照れくさがらずに、自分の思いやリクエストを打ち明けてみて。
 
1.「Happy Birthday」のプレートを添えたデザート
2.メニューをもらうこともできる
3.ラミネートしたワインラベル
4.ハートのラベルが特徴。愛を伝えるワイン
  「シャトーカロンセギュール」
5.JSA認定シニアソムリエの徳村さん(左)が、
  ワインの逸話を説明
 
マナーは周りへの「気遣い」
 「マナーが心配で緊張して、食べた気がしない…」なんて声をよく耳にします。そこで、気後れすることなくスマートに、おいしく料理を楽しむために覚えておきたい西洋料理のテーブルマナーを、ザ・ナハテラス料飲サービスチームアシスタントチームリーダーで、日本ホテル・レストランサービス技能協会認定西洋料理テーブルマナー講師の下地正子さんに教えてもらった。「ルールは守るべきものですが、マナーは気遣い。お互いの立場や状況によって変わり、臨機応変が求められますが、相手とのよりよい関係を築くための心遣いとして覚えておいてほしいですね」。ど忘れしたり、見落としやすいマナーをピックアップして紹介する。
[テーブルセッティングの基本]
(1)ナプキン
(2)オードブルナイフ
(3)スープスプーン
(4)フィッシュナイフ
(5)ミートナイフ
(6)ミートフォーク
(7)フィッシュフォーク
(8)オードブルフォーク
(9)バタースプレッター
(10)ブレッドプレート
(11)タンブラー
(12)ワイングラス
(13)シャンパングラス
a.バターは自分の皿に取り 分けて使う
b.スープが少なくなってきたら、皿の手前を少し浮かせてすくう
c.肉や魚はひと口分ずつ、その都度切っていただく。仔羊のような骨付き肉の場合、骨を外してから。




 
Lesson Table Manners
ナイフ・フォークは外側から使う
   ズラリと並んだナイフとフォークに、戸惑ってしまう人は多いのでは。セットされている外側から使っていくが、「もし間違って使ってしまっても、あわてずそのまま使い続けてください。スタッフが次のお料理を出す前に、目立たないようにそっとお取り替えします」。
 パン皿は左側、グラス類は右側にあるものが自分の物だと覚えておこう。正式なマナーとしてはお勧めできないが、ナイフ・フォークを使うのがどうしても苦手という場合は、お箸を用意してもらうのもOK。
ナプキンを使うタイミングは?
   ナプキンはひざの上に置いて、口や手をふくために使います。最初の料理が運ばれてくる直前くらいで広げます。ひざの上にナプキンを置く場合、2つ折りにして折り目を自分に向けるのが一般的。
 「中座するときはイスに置くとされていましたが、最近では汚れた部分が見えないように畳み、テーブルに置いても良いと言われています」。食事を楽しんだ後のナプキンの置き方にも注意を!「きれいに畳み過ぎると『満足できなかった』という表現になってしまいます。料理やサービスに満足しているなら、適当に畳んでおきましょう」
スープのすくい方は?
   奥から手前にすくうのはフランス式、手前から向こうにすくうのはイギリス式なのだとか。「厳密な決まりはありません。すするのではなく、音を立てずに流し込むようにいただきましょう」
着席、退席はイスの左側から
 
 その日もてなしを受ける側が「上座」(一般的に、出入り口から見てより遠い席)に座ります。「着席や退席は、必ず席の左側からしましょう。レディーファーストなので、女性が座ったのを確認してから男性が座るようにします」。小さなかばんやポーチならイスの背もたれに。大きなかばんはスタッフに預けるか、置き場所を確認しましょう。
残ったソースはパンにつけても良い?
   フォーマルな席では控えましょう。「基本的にスープはそのものを味わうもの、ソースは料理に合わせたものなので、パンをつけずにいただきます」
食事中の中座はNG!
   「どうしても中座したい場合は、お肉を食べ終え、スタッフがカトラリーをデザートセットに変更しているタイミングにしましょう。本来は、レストランに入る前に化粧室で身支度を整えるのがマナーです」。携帯電話も入店するときにOFFまたはマナーモードに。電話に出る必要があるときは、店外に出ることを忘れずに。
 
 
クリスマスに贈る華やかディナー
ザ・ナハテラス レストラン「ファヌアン」(2階) 「ロマンティック クリスマス ダイニング」
 12月23日(金)から25日(日)まで、カナダ産オマール海老の赤がひときわ華やかな「サイレントナイト」(写真)、マデラ酒とトリュフが香るソースペリグーを添えたもとぶ和牛がメーンの「ホーリーナイト」の2つのぜいたくなコースディナーを用意する。24日、25日は19時から生演奏(3ステージ)も楽しめる。
時間/18:00〜22:00(ラストオーダー21:45)
料金/各コースともお一人様1万5000円(税・サービス料込み)
■予約・問い合わせ/ザ・ナハテラス レストラン予約係 電話098(864)1111(代表)
※予約時に「サイレントナイト」「ホーリーナイト」のいずれかを指定。 
 
ザ・ブセナテラス
 3つのレストランが特別ディナーを用意。メインダイニング「ファヌアン」では、キャビアやフォアグラ、伊勢海老、本部産黒毛和牛などのぜいたくな食材を用いたスペシャルディナー「ノエル」(お一人様1万7000円)をご堪能あれ。イタリアンレストラン「チュララ」には、イタリアのクリスマスシーンをイメージした色鮮やかなコース料理「Biblico&Pizzicato〜聖書の楽章〜」(お一人様7000円)が登場。海を臨むカフェテラス「ラ・ティーダ」では、ローストチキンやローストビーフ、帆立と海老の鉄板焼きなどをメーンにした「コンチネンタルクリスマスブッフェ」(=写真、お一人様4500円)が楽しめる。期間は、12月22日(木)から25日(日)まで。
■予約・問い合わせ/ザ・ブセナテラス レストラン予約係 電話0980(51)1333
 
 
 

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(株)タイムス住宅新聞社 ・週刊「ほーむぷらざ」編集部
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