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子どもたちに木の良さを−北部で「木で木を創る」プロジェクト
 
 
技生かし木組みツリー
 
高さ10メートル超 24日名護中央公園でお披露目
 
 子どもたちに大工仕事や木の良さを伝えたい。クリスマスに向け、北部地区の大工や建築士、材木店が協力して木組みのツリー制作を進めている。その高さは何と10メートル超。11月27日には、メンバーである小浜工務店の敷地内で仮組みした。大きなツリーを見上げ、つくり手たちの顔がほころんだ。(岸本貴子)
 
大工・建築士らが取り組み
 発端は、本部町で内装業を営む小浜康太さんが友人に話した「子どもに木で組んだツリーを見せたい」のひと言だった。
 「それなら大きなものを」と友人の建築士の仲地正樹さんと仲村昭輝さん,デザイナーの中村光源さんら3人が賛同した。さらに、建築士の外間宏志さんと大嶺建材の大嶺秀友さんが協力することになり、プロジェクトチーム「Hige(ハイゲ)プロダクション」を結成。「木で木を創る」をテーマに、ロゴマークやTシャツも制作し気合を入れた。
 話が出始めた今夏からは、週末の休みを利用して図面や模型を制作。材料を製材し、金具もすべてメンバーでデザイン、加工した。木材は大嶺建材からの提供。組み立て作業も大工仲間らに協力してもらい、木で木を創る構想が形になった。
 仕事に忙しい30代、40代の人たちがこれほど夢中に取り組むのには、もう一つ理由がある。「大工仕事の楽しさを次代へ伝えたい」という思いだ。「大工になる人が減っていて、技術の継承が途絶えてしまうのではないか心配です。今回の企画を通して、若い人や子どもたちに大工仕事の良さに触れてもらえれば」と小浜さん。今回組むツリーは、キラキラした電飾はあえてせずにシンプルなライトアップに。木肌や職人の手仕事、光に浮き上がる木のシルエットを楽しんでほしいとの考えからだ。
 仮組みのツリーを見上げながら「皆の職能を生かしたツリー。デザインからパーツ制作まで、試行錯誤しながら作ったオリジナル。だからかな、大工さんたちも作業が楽しそう」と話す仲地さん。
 ものづくりのプロの心意気と技、遊び心が詰まったツリーは24日午後3時、名護中央公園のせせらぎ広場で公開される。
丸1日かけた仮組みとチェックを終えて、誇らしげな表情のハイゲのメンバーや大工さんたち。仮組みは解体して、23日に会場でセッティングする予定だ

(1)10センチ角材で作っておいた「枝」の細部をチェック

(2)大きな枝を1本1本ユニックでゆっくり上部へ (3)木づちで打ち込み継ぎ目をしっかり固定 (4)ぐらつきを確認しながら適所にあて木していく
木組みのバランス
仮組みしたツリーの内側。何度もバランスを検討し、あて木をして補強するなど工夫を凝らした(上写真)
フレームの角に盛り塩。仮組みの安全を祈願して地鎮祭も行った(写真左)
近くにある4階建ての建物の最上階から作業の様子を撮影。高所でも、身一つで軽やかに作業を進める大工さんたち(写真上)
仮組み協力:仲里清秀(上地工務店)、仲宗根学(屋嘉比工務店)、上間政明、玉城裕也(丸政内装)、浦崎寛成(H・S内装)
 
※プロジェクトの様子はブログで詳しく知ることができる。インターネットで「ハイゲプロダクション」と検索を
 
 
 

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