ドラゴンエマニエル
(お笑い芸人)
 

ドラゴンエマニエル
 喜久里航平(写真左)=1990年生まれ、久米島出身=と、仲村昭吾(写真右)=1991年生まれ、久米島出身=の二人によるお笑いコンビ。大学進学を機に沖縄本島に移住。中学、高校と同級生だった二人で、お笑いコンビを結成。2011年1月の「新春! oh笑い O-1グランプリ」で一般参加し、見事グランプリを獲得。これを機にFECオフィスに所属し、数々の舞台を重ねる。沖縄テレビ「ウチナーアットホームTV ゆがふぅふぅ」ではヤンとアランというキャラクターで、沖縄各地を巡り、決められたテーマのどちらの意見が多いか意識調査を行なっている。2012年1月に開催された「新春! oh笑い O-1グランプリ」では、惜しくも予選敗退したものの、敗者復活戦で見事本戦出場権を獲得、準優勝に輝いた。

 
 
 
自ら楽しむことで笑顔の連鎖を
 
 沖縄のお笑いチャンピオンを決定する番組「新春! oh笑い O-1グランプリ」(沖縄テレビ)にて、準優勝を獲得した「ドラゴンエマニエル」。久米島出身の現役大学生の二人が繰り広げる独特な世界観が、観客の笑いを誘った。FECお笑い劇場などの舞台でコントを披露するほか、「ゆがふぅふぅ」(沖縄テレビ)でも活躍中の彼らの素顔に迫った。
 
 
−お二人とも久米島出身で、中学・高校の同級生なんですよね。お笑いの道に進もうと思ったきっかけは?
仲村 高校卒業で進路を決定する時期に、なかなか自分のやりたいことが見つからなくて。ただ漠然と「楽しい仕事」がしたいなと思っていたんです。そこからテレビに出る仕事がしたいなと。どんなジャンルを極めようかと悩んだ結果、歌が好きだから歌手になろうと、ギターも買ったのですが1週間で挫折してしまって(笑)。さて、どうしようかな…と思っていたら、高校の文化祭でお笑いネタを披露していて、それが意外にも好評だったことを思い出し(喜久里)航平とコンビを組むことにしたんです。
−そうだったのですね。喜久里さんからみて、学生時代の仲村さんはどんな人でしたか?
喜久里 人とはちょっと違ったタイプでしたね。だからメディアに出た時に注目を浴びるんじゃないかなって思っていました。恥ずかしがり屋ではあるけれど、やるべき時はやる男ですね。発想も面白いし。
仲村 そんなこと言ったら、お前だってそうだよ〜(笑)。僕は恥ずかしがり屋で、1人で舞台にでるのは気後れするんですが、航平は1人でもできる人。僕はそこに感動して、彼なら一緒にできるな…と思って。 
−そんな二人は今年の「O-1グランプリ」で準優勝を獲得されたわけですが…。振り返ってみていかがでしたか?

喜久里 緊張したというより、とても楽しんで参加させていただきました。スタジオ内って、観客の皆さんの注目が集まって、とても緊迫した空気が流れているんですよ。空気を和ませるには、自分たちが楽しむことが一番だと思って。

仲村 先輩方からは、まだまだ駆け出しなんだから、恐れずに思いっきりやれとアドバイスをいただいていましたから…。でも、恐れずに突き進んだ2回目のネタについては、誰も触れてくれないんですけれどね(笑)。
−(笑)。ジンギスカンの曲を交えた空手ネタでしたね。昨年は一般参加で見事グランプリを獲得しただけに、今年の予選敗退は予想外だったのでは?
喜久里 そんなことないですよ(笑)。逆に、昨年のネタはまだまだ未完成だっただけに、グランプリを受賞できたのはビギナーズラックだと思っていましたから。でも敗者復活で本戦出場を獲得できたときは、ホッとしました。
−コントでは仲村さんが、独特な世界観ある役柄を演じるわけですが、ネタはどのように作っているのですか?
喜久里 だいたいは(仲村)昭吾が作ってきて、僕の意見を加える感じです。なるべく時事ネタも入れていきたいなと思って、新聞も読むようにしています。
−お二人にとって「お笑い」をやっていて良かったと思うことは?
喜久里 今まで出会うことのできなかった方々との交流ができるようになったことですね。テレビはきれいな人もたくさんいますし(笑)。
仲村 ふたりとも普通の大学生ですから(笑)。 
−今年は辰年なだけに「ドラゴンエマニエル」活躍の年だと思うのですが、今年の目標を聞かせて下さい。
仲村 まずはしっかりしたネタづくりをしていきたいですね。舞台をこなすごとに観客の方々の反応も違いますから、場を重ねることで磨きをかけていきたいです。 
 
 
「O-1グランプリ」でも披露したバスネタ。学生と謎のオジイのやり取りで笑いを誘う
 
 芸人にとどまらない活動を 
 昨年の「O-1グランプリ」でグランプリを獲得後、注目を集めている「ドラゴンエマニエル」。沖縄テレビの「ゆがふぅふぅ」では意識調査ロケのコーナを担当するなど、お笑いの舞台以外の活動も増えている。「芸人には演じる力も重要。だからいずれはドラマなどでも活躍していきたい」と意欲を見せる喜久里さん。二人の今後の活躍にも注目が高まりそうだ。
おウチの周辺 自然に囲まれた和やかな島
 「大学進学を機に本島に来たけれど、この3年間で視力が落ちた。多分視野が狭くなったからかな」と喜久里さん。一方仲村さんは「久米島に比べて、沖縄本島は自然がないですよ。今はお風呂場で大きな声で歌えないのが悩みどころ(笑)」なのだとか。「久米島にいる時は、寝ていると虫の声や猫の声が聞こえるけれど、こっちに来てからは暴走族とパトカーのサイレン音に変わった。島の和やかさが恋しい時もある(喜久里)」と久米島の魅力を語ってくれた。
 
お笑い劇場vol.194
「おちょこまえ」
 
今回で194回目を迎える、毎月恒例のFECお笑いライブ。今回は参加型のバレンタイン企画もあり、目当ての芸人にチョコをプレゼントすることで、一番のモテ芸人、おちょこまえ芸人を決定。
日時:2月18日(土)開場 18:30  開演19:00
場所:那覇市ぶんかテンブス館4F  テンブスホール
料金:前売り1,000円  当日1,500円(高校生以下半額)
   ※「バレンタイン割」
   芸人にチョコを持ってきた方、名前が
   「ちよこ」さんは200円キャッシュバック
予約・問い合わせ:098-869-9505
 
(取材・文 松崎紀子)